第5回
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実は、靴は、その日のコーディネイトの決め手となる主役級のアイテム。心華やぐ1足が、おしゃれをワンランクアップさせます。
靴を変えてみる
「おしゃれは足元から」と言いますが、まさにその通り。靴は、その日のコーディネイトの方向性を決定づける重要なアイテムです。Tシャツ、デニム、スニーカーといったいつものスタイルも、エナメルやラメなどの光る素材を使ったひも靴に変えるだけで、アクセサリーのような存在感が加わり、おしゃれな印象になります。大人世代は「歩きやすいから」とぺたんこのパンプスや機能性の高いスニーカーを選びがちですが、厚底のスニーカーやレースアップシューズはクッション性が高く、歩きやすい。その上、足長効果も抜群。ぜひ、新しい1足でおしゃれをバージョンアップしてほしいと思います。
アッパーにファーが施されたレースアップシューズ。厚みのあるソールにはラメがあしらわれている。ファーは取り外し可能。
カジュアルな靴
大人世代が街でスニーカーを履くようになったのはごく最近のこと。かつて、女性のおしゃれはパンプスが定番でしたので、スニーカーをファッションに取り入れるのは勇気がいるかもしれません。大人世代がスニーカーを履くときは、カジュアルになりすぎないことを意識してみてください。たとえば、スリムなデニムに合わせると、大学生の通学スタイルのようでカジュアル感が強すぎますね。だったらワイドパンツはどうでしょう。落ち着いた雰囲気になりませんか? スカートでしたら、すねが出ていると子どもっぽくなってしまうので、ロングスカートがいいでしょう。全身鏡の前に立ち、手持ちの服を真新しいスニーカーに合わせてみてください。
アウトドアな雰囲気のトレッキングブーツ。スニーカーに慣れてきて、よりカジュアルな靴に挑戦したいときにおすすめ。
色でつなぐ
靴と服のバランスを調整するのが、ソックスです。服や靴の色に近い色が入っているソックスを選ぶと、コーディネイトにまとまりが出ます。とはいえ、ボトムもソックスも靴も同色でつなげてしまうのは、地味で無難。ラメのソックスやカラータイツを選ぶ。もしくは真っ白なスニーカーを選ぶなど、抜け感を演出するといいですね。また、ソックスを履くときは、ボトムをロング丈にすること。ひざ丈やひざ下丈では、ソックスが悪目立ちして、古くさい印象になってしまいます。また、冬は無地のストッキングを合わせるのもNG。足首からふくらはぎが寒々しく、貧相に見えてしまうからです。ソックスやタイツの色や柄で、おしゃれのバランスは大きく変わります。ぜひ、ソックス選びから楽しんでください。
エナメルのオックスフォードシューズを真っ赤なスカートに合わせて。ソックスの赤が靴とスカートのつなぎ役。
靴からおしゃれを始めよう
足元って、実はよく見られているんです。電車で座っているとき、前の人の靴が目に入りませんか? 階段を上がっているとき、椅子に座っているとき、ちらりと見えた靴下の柄がかわいい人って「おしゃれだな」と思いませんか? 私は、外出前には、必ず靴まで履いてから全身鏡の前に立つようにしています。靴は、洋服以上に旬がある。流行りの素材、ヒールの太さや高さは時代とともに変化します。旬をおさえた着こなしができる人は、時代を感じている人。どんな靴を履くか。1xbet 로그인どう演出するか。そこに、楽しく生きるヒントが隠されているかもしれません。
ソールにグリッターを用いたインパクトのある厚底ショートブーツに光沢感のあるカーキのロングスカートを合わせる。ラメのソックスがつなぎに。
※撮影協力・靴(ダイアナ 銀座本店☎03-3573-4005)、ソックス(タビオ☎03-6419-7676)ただし、売り切れの場合もあります。
※撮影協力・靴(ダイアナ 銀座本店☎03-3573-4005)、ソックス(タビオ☎03-6419-7676)ただし、売り切れの場合もあります。
石田純子(いしだ・じゅんこ)さん
「コンプレックスは個性であり、その人ならではの味わい」と話すスタイリストの石田純子さん。大人のおしゃれの楽しみ方を聞きました。
スタイリスト。ファッション誌「装苑」の編集者を経て独立。メディアで活躍する一方、スタイリングアドバイザーとして、体型のコンプレックスをプラスに転換する着こなし術を提案。明快でありながら親身な語り口に惚れる人も多く、あらゆる世代の女性から支持されている。東京・月島のセレクトショップ「DUE deux」のプロデューサー。監修書に『おしゃれの魔法 18人の物語~おしゃれが上達する大人服』『捨てられない服』(共に、主婦の友社)など多数。