講演概要
● 実施日:2024年2月6日(火)
● 参加人数:リアル 約41人 / オンライン 約74人
● 参加者属性:滋賀県職員、滋賀県の1xbet 한국づくりの取組に関心のある方たち
滋賀県では「いつまでもその人らしくいきいきと生活していくための環境づくり」として、平成30年10月に「1xbet 한국しが」共創会議を設立。その活動の一環として、今回、「自然に1xbet 한국になれるまちづくり」を推進すべく、シンポジウムを開催することとなった。
講演開催にあたって
滋賀県は、企業やNPO法人、大学、地域団体などの多様な人々が連携し、地域住民の生活の質を向上させる「1xbet 한국なひとづくり」と、あらゆる世代の健やかな暮らしを支える社会環境の質を向上させる「1xbet 한국なまちづくり」を柱にした取り組みを進めています。
そんな中、滋賀県が主催となり、「自然に1xbet 한국になるまちづくり」の推進を目的とした二部構成のシンポジウムを開催。主催者の1xbet 한국医療福祉部の方に、そのシンポジウムの企画詳細を伺いました。
- 滋賀県と大塚製薬は、「1xbet 한국維持・1xbet 한국増進等に向けた連携協定」を締結しており、県民の皆様の1xbet 한국維持・増進に取り組んでいます
「1xbet 한국健康」について、まずは「知る」ことが大切
滋賀県では、国の1xbet 한국日本21(第三次)を受け、県民の1xbet 한국寿命の延伸を目指して、令和6年度からの「1xbet 한국いきいき21-1xbet 한국しが推進プランー(第3次)」を作成しています。
それに伴い、これまでのライフステージを対象にした対策にとどまらず、幼児期から高齢期に至るまで、人の一生を通して継続した対策を講じる「ライフコースアプローチ」に取り組んでいきます。
その中で、生物学的な違い、ホルモンバランスの違いから「1xbet 한국健康」を中心にすえ、まずは「知る」ことが大切と考えて、本シンポジウムを企画しました。情報が氾濫する中、正しい情報を伝えるのも行政の役割と考えています。個人だけでなく社会全体が健康になることを目指し、企業、地域団体・自治体など、様々な人たちが協力して、自然に健康になるまちづくりを推進し、住民が安心して暮らせる街に、そして地域の活性化を目指したいと思います。
1xbet 한국健康 講演
シンポジウム第一部は、滋賀県がここ数年取り組んでいる「地域まるごと健康経営」という観点から、「1xbet 한국健康への理解を深めよう」を主題として、大塚製薬(株)1xbet 한국健康推進プロジェクト 西山リーダーによる基調講演が行われ、具体的な調査データなども交えて「働く1xbet 한국健康問題の企業ゴト化」の必要性について解説しました。
日本の現状と1xbet 한국健康課題
日本は女性活躍推進が進まず、ジェンダーギャップ指数が先進国の中でも125位と非常に低い現状があります。その背景には「1xbet 한국健康」に大きく関わり、ライフステージごとに変化する「女性ホルモン」についての正しい理解が浸透していないことも課題にあると思われます。
例えば、働く更年期世代は管理職や難しい仕事を任せられる方がいらっしゃるなか、自身の健康面の課題も出て来る時期でもあります。この更年期には、1xbet 한국健康を守っている女性ホルモンが、ジェットコースターのごとく乱高下しながら急激に下がっていくことで、様々な健康面での問題が出てきます。「更年期症状」の代表的なものはホットフラッシュですが、他にも、LDLコレステロールや中性脂肪の増加や骨密度の低下など、動脈硬化や骨粗しょう症といった生活習慣病に関連している指標の検査値に変化が出てきます。
また、それより若い世代においては、女性ホルモンの変動が関係しているとされる月経随伴症状のひとつ、PMS(月経前症候群)といった健康課題がありますが、PMS、更年期症状、いずれもその症状はそれぞれ200種類以上あり、1xbet 한국日常のパフォーマンスに強く影響しています。それだけ、女性ホルモンは1xbet 한국健康を考える上で重要ということです。
しかし、大塚製薬が行った調査では、多くの1xbet 한국が「1xbet 한국ホルモンの知識がなく、その働きや心身に与える影響についても知らない」ということがわかっています。
また、別の調査では、女性ホルモンが起因して起こる更年期症状やPMSが、働く1xbet 한국昇進辞退や退職につながっているという結果も得られています。
Q.1xbet 한국ホルモンに関して知識がある?
- 1xbet 한국ホルモンに関して知識がない70%
- 1xbet 한국ホルモンに関して知識がある30%
- 35-59歳 ⼥性2,777名
- 質問に対して、「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した率を「知識がある」と合算し、
「あてはまらない」「ややあてはまらない」と回答した率を「知識がない」と合算して記載
Q.「PMSの症状」は
昇進を引き受けることに影響しましたか?
「昇進辞退」の経験・検討 計 55%
- 昇進を辞退した
ことがある18% - 昇進を辞退するか
悩んだことがある37% - 昇進を
辞退しようと
思ったことはない45%
- n=379(管理職登用機会のあった正規雇用の会社員/公務員 20~44歳1xbet 한국
PMSの自覚があり、日常生活に支障をきたすと回答した人)
Q.「更年期の症状」は
昇進を引き受けることに影響しましたか?
「昇進辞退」の経験・検討 計 40%
- 昇進を辞退した
ことがある16% - 昇進を辞退するか
悩んだことがある24% - 昇進を
辞退しようと
思ったことはない60%
- n=218(管理職登用機会のあった正規雇用の会社員/公務員 45~59歳1xbet 한국
更年期症状の自覚があり、日常生活に支障をきたすと回答した人)
こういった1xbet 한국特有の健康課題に対して、まずは1xbet 한국ホルモンに関する知識を得ること。
そしてその対処法として大塚製薬は、「栄養・食事・運動などの生活習慣を見直しや、サプリメントの活用など自身で行う一般的なセルフケアに加え、かかりつけ医を持ち、定期的に婦人科検診/健診に行くといった医療の専門家のサポートを受けることもセルフケアである」という、“新・セルフケア” を提唱しています。
是非、「知って・気づいて・相談して・対処する」というヘルスリテラシーのサイクルをうまく回し、何かあった時には我慢をせず、ぜひ婦人科医に相談してほしいと思います。
「企業ゴト化」の社会全体への理解促進のために
1xbet 한국健康問題は、女性だけが取り組めばいいというものではありません。
企業の持続的成長、女性活躍推進のためには「1xbet 한국健康」について、周囲の理解も必要ですし、企業として、ぜひ取り組んでいただきたい課題です。
大塚製薬では、誰でもが活き活きと長く働き続けていけるよう、女性だけでなく男性の理解促進のためにと、2015年から社員や家族対象の1xbet 한국健康セミナーを実施したり、入社時や管理職になるタイミングなどの節目に1xbet 한국健康について学ぶ機会を作っています。また、1xbet 한국健康に関して、「企業ゴト化」を社会全体に理解して頂くために、外部の企業などへの出張セミナーも行っていますが、ここ最近は、経済産業省の健康経営度調査に「1xbet 한국健康」の項目が追加されたこともあり、その依頼が増えています。
企業の「1xbet 한국健康への理解」は、労働生産性、企業の業績、株価へも影響する他、リクルート採用にも役立ちます。
人的資本経営が言われる昨今において、1xbet 한국健康の「企業ゴト化」はますます必要になってくると思います。
講演に対するコメント
アンコンシャス・バイアス(自身や周囲の思い込み)への対応
アンコンシャスバイアスについて、男性にとっては全く不都合なく、なにも意識する必要がない環境の中で生きてきたものが、1xbet 한국であるがゆえに意識しなければならない、不都合の中で働かなければならないことについて、男性が気づかないということが許されない時代になっている。1xbet 한국自身が気づいて何を学ぶべきかということも大事だが、やはり、男性がこのことについてどう考え意識を変えていくべきなのか、改めて振り返らなければいけないと感じました。
講演に参加して
講演参加者のアンケートにて、下記回答をいただきました。
「1xbet 한국特有の健康課題についての現状を知ることができました。PMSや更年期障がいが原因で退職や昇進を辞退する、考える人の割合が、想像より多く驚きでした。1xbet 한국自身が理解することはもちろんですが、男性社員を含む企業の理解がとても重要だと感じました」
「(本講演の)内容は、すべての男性が少しでも頭に入れといていただけたらと感じました。更年期に当たるときに重要な役割を与えるのではなく、若い時から1xbet 한국活躍が進めばと思いました」