こんにちは、ランニングサポーターの久保です。
先日、日本マラソン界最強と慕うランナーとお会いすることができました。
その方はオリンピックで2度の4位入賞を果たし、当時10000mの日本記録は約14年間破られることはありませんでした。またマラソンにおいても前半からハイペースで積極的に飛ばし、他を振り落としていくといった衝撃の走りは見ている側にも強烈な印象を与えました。今の世界最速のランナーたちが行っている序盤からハイペースで走ると言ったことを、29年前から行っていたと言っても過言ではないかもしれません。
いろいろなお話を聞いているうちに、勝負するとはどういうことなのか、世界を取るということはどういうことなのか、そのためにはどのような考え方で、どのように練習を捉えていくのか、どのようなことが目標を達成するための力になっていくのかを教えていただいたように思います。それらの経験や知識は日本マラソン界の宝のように思え、財産だと強く感じました。そして市民ランナーの方にも何かヒントになるようなことはないかと、数々の質問もぶつけてみました。
その中で印象に残ったことをいくつかご紹介したいと思います。
『故障はするもの。故障したときに何をやるかを必死に考え実行することが大事。』
これは今故障されている方に対し言えることかもしれません。なぜ故障したんだろうといったことではなく、故障はするもの。自分を越えようと頑張ろうとした結果です。
故障したとき休むといったことだけではなく、何かできることがいっぱいあるはず。
『練習に絶対はない。これがダメだったら次のことをやってみるといったように臨機応変に、柔軟に練習をつないでいく。』
練習が予定通りにいかない方は、一つのことに拘りすぎない考え方もときには大事かもしれません。
『マラソンレースは線である。練習は点。この点と点の溝を埋めて線にしていかなくてはマラソンは走れないし、流れを作らなければマラソンに繋がっていかない。』
レースと練習が噛み合ってこない方は、練習のための練習になっている可能性があります。練習の意図を理解し、レースを見据えたトレーニングを行えるといいですね。
『マラソンは30kmまでがウォーミングアップ。残り12kmからが勝負。練習でも意識して行う。』
スタミナが足りないと思っている方は、まず練習で自分が目標とするマラソンタイム以上の時間を走れるようにしたいものです。心のスタミナを長い距離で育み、キツくなってからが本当の意味でのマラソン練習かもしれません。
一部分だけを切り取った言葉なので伝わりにくいかもしれませんが、マイナスをプラスに変えれる考え方と力が全体の基本になっているようです。このようなお話を聞くと、辛いと思っていた練習も辛いからこそ身になっているんだという気持ちになれ、走る意欲に繋がってくるのが不思議です。1xbet 모바일貴重なお話を聞かせていただいたことに深く感謝です。