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2021.11.24 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

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こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

今回は、私が走る前や普段行っている肩甲骨周りのストレッチを、ストレッチボールなどを使う方法と使わない方法の2パターンでご紹介します。

◆ストレッチポールなどを使って行う方法
ストレッチポールの上に仰向けに寝て両腕を左右に大きく開きます。そうすると胸も大きく開かれます。このとき胸の筋肉である大胸筋をストレッチさせることが一番の目的になるわけですが、なるべく背中の肩甲骨をくっつけるような感じで同時に胸郭を開くイメージで行うと良いでしょう。そのまま大きく腕を回旋させると肩甲骨も動き出して、肩甲骨周辺の柔軟性をより高めることができるでしょう。
◆ストレッチポールなどを使わない方法
①地面に仰向けに寝ます。
②そのまま両手を組んで万歳のような体勢を取ります。このとき腕はなるべく耳の横にくっつけるような感じで行います。
③両膝を立てて、膝をくっつけたまま右に捻り倒して30秒静止。今度は左に捻り倒して30秒静止。この際、肩甲骨が地面から離れないように意識してみてください。また静止するのではなく、左右交互に倒しながら数回反復するようなストレッチも行ってみてください。もし誰か手伝ってくれる人がいるならば、両腕を伸ばした状態の腕を固定してもらえるとより効果的です。これらは決して無理をする必要はありませんから、痛みが出ないところで行うとよいでしょう。

私は最近このようなストレッチを気がついたら行っています。その結果、競技をやっていた頃の感覚が戻ってきて、腕振りの質も変わってきました。頑張って力を入れて意図的に動かしていた腕振りから、肩を基点として腕は振り子のようにリズミカルに振れるようになってきたのです。これは柔軟性を帯びたことにより肩の位置も変わってきたことや、肩や背中が動いたことで下半身との連動が増してそのバランスを取るような役割を腕が果たしているからかもしれません。

何よりも継続が大事。やればやるほど柔らかくなっていく可能性が高いので、ぜひ選択肢の一つとして行ってみてはいかがでしょう。

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