こんにちは、ランニングサポーターの久保です。
マラソンの練習において、走ることと同じくらい大切にしていることがあります。
それは、質の良い休養を取ることです。
ひと言で休養と言ってもその方法は様々です。疲労時にあえて身体を動かして疲労促進を図るアクティブレストというやり方や、食事や睡眠など休養の質を整えることによって運動で疲れた筋肉の超回復を促し、それまで以上に身体の強さを増していく効果を生み出す方法もあります。ただ休めばよいというのではなく、いかに「質」の良い休養を取ることができるかが重要です。
私は昔からこの「質」を追求してきました。
休養の質を考えるとき、良い睡眠は欠かせません。深い睡眠をとることで体力がしっかりと回復し、パフォーマンスの向上につながるからです。もちろん十分な睡眠時間を確保することが望ましいですが、忙しい毎日の中、量だけでなく睡眠自体の質を問うことにも意味があると思っています。
そこで最近私はスマートウォッチをつけて寝るようにしています。
すると朝を迎えたときスマートウォッチが私にこうささやいてくるのです。
「おはようございます!」
その後、心拍数・心拍変動・動きのデータなどから、昨夜の睡眠がどうだったかをレポートしてくれます。
ー全体の睡眠の質がどうだったか。
ー身体の回復状況はどうか。
ー睡眠時間に対し、深い眠り・浅い眠り・レム睡眠・覚醒の割合はそれぞれどれくらいか。
そしてこんなコメントもくれるんです。
「遅い時間に就寝しましたが、それでもよく眠れました。今後は早く就寝することを目指してください。」
これはまるでコーチですね。スマートウォッチが眠っている間の状態をずっと監視!?しているんですね。
スマートウォッチで見える化された詳細な自分だけの睡眠データは、どういうときに眠りの質が良くなり、どのようなことをすると眠りの質が悪くなるのかの有効な指標になります。睡眠の質を高めるための工夫も簡単にできますし、質の良い睡眠がとれて朝スッキリと目覚められたときは前日の活動内容を振り返り、自分に適したトレーニングの質や量を探ることも可能です。
私の経験上、インナーマッスルに刺激が入り筋肉の芯から疲れたときは深く眠れていました。またプールで泳ぎ全身が疲れたときもよく眠れていたようです。逆にレースで自己新記録が出たときなどは筋肉と脳が興奮状態だったためか、なかなか寝つくことができていませんでした。
今の時代はデバイスを活用することで様々な情報がデータとして手軽にわかるようになってきました。これを放っておくわけにはいきません。
自分の身体をより知ってパフォーマンスを高めていくために、睡眠時のスマートウォッチを大いに活用しない手はないと考えています。