こんにちは、ランニングサポーターの久保です。
私は多くの市民ランナーの指導を行っていますが、走る練習だけではなく、動きや身体の使い方を神経に学ばせる「動きづくり」にも重点を置きながら活動しています。
ある日、ひとりのランナーからこんな言葉をいただきました。
「周りのランナーは速い方ばかりですが、私のようにキロ6分がやっとだったランナーでも動きづくりの効果を強く感じています。動きづくりの良さは、走るときに大切なポイントが実感として腑に落ちるようになることです。腕を大きく上げるスキップでは腰高のイメージがわかったし、腕を前に出すスキップでは前に進むイメージを掴むことができました。また、足を入れ替えるステップでは足を速く入れ替える感覚がわかるようになりました。ほかにも足を真下に下ろすなど、いくつもの動きが上手く組み合わさっていくと格段に走りやすくなることもわかってきました。
走っているときのスピードの変化も徐々に感じられるようになり、少しずつですが前に進む速さが変わってきた感じがします。
さらには身体が安定して坂が劇的に上りやすくなったこと、膝の痛みがなくなってきたこと、長距離を走るときの疲労感が減ったことがとても嬉しいです。一連のトレーニングをした後は『あれっ、走りやすくなった』といつも気づかされています。」
動きづくりを繰り返し行うことで走りのパフォーマンスが上がっただけではなく、故障のリスクが減るなど様々な効果を感じてもらえて嬉しかったです。
このような基礎的な運動は即効性はありません。実際のところ、すぐに結果が出ないので効果がないからとやめてしまうランナーも多いです。しかしコツコツ続けていると、あるとき突然気づきを得ることができたり、本質的な走りの変化がいきなり現れたりします。
マラソンの練習ではつい走ることだけに焦点が行きがちですが、身体の動きを磨いていくことも同じくらい大事だと思っています。あらかじめ決めた設定タイムに捉われてそれを追い過ぎるのではなく、いい動きを追っていった結果として速く走れていたとか、思った以上にタイムが伸びたというように仕向けていきたいですね。
もう一段階上の違う自分に出会うために。1xbet 다운로드脳と身体も開花していくような気がしています。