こんにちは。ランニングサポーターの久保です。
正月早々、大きなマラソン大会を走ってきました!
とは言っても走ったのは私ではなく、現在指導をしているランナーです。
そのランナーにとって、今回の大会は夢の舞台でした。幼いころ陸上ファンとして見たトップランナーの走りはまるでヒーローのよう。「いつかは僕も走ってみたい・・・。」そんな憧れを抱くも、まさか自分が走ることになろうとは…。人は変われるものですね。
彼は決して特別なことをしたわけではありません。規則正しく生活し、ただ目の前のことを真摯に向き合いコツコツ取り組んできただけです。
しかし実は当たり前のことをひたすら繰り返すのが一番難しい。トレーニングを休んで遊びたいと思うこともあるでしょう。日々の練習や生活において苦しいときやツラくてたまらないこともたくさんあったと思います。それでも本気で打ち込んだ多くの時間が、最高に充実したかけがえのない瞬間を与えてくれることは間違いありません。
今回の大会に出場できる可能性が出てきた瞬間から、彼の練習に対する姿勢や取り組み方は劇的に変化しました。
これまではうっすらと霧がかかっているかのようにぼんやりとした夢。それが現実に近づいてきたとき、夢はハッキリとした目標に変わるんですね。この経験を機に自分を信じる力も増したように思います。
それは本番のレースにも現れていました。
コンディションが良いとは言えない状況でのスタートでしたが、とにかく自分を信じて諦めずに頑張り続け、最後の最後でタイムをぐっと縮める大きな見せ場も作ってくれたんです。
プロとして活躍できるようなランナーからすると、ようやく同じスタートラインに立ったというだけで、まだまだ小さな出来事のひとつかもしれません。しかし自分の努力次第で大きな可能性が近づいてくることを知ったことは、彼の人生においてとても大きな出来事でした。
このような貴重な経験をこれからの人生の中で何度積むことができるのでしょうか。
今回走ったレースは人生の時間から見たら、ほんのちょっとの時間だったかもしれません。しかしこれまで費やしてきた多くの時間が結晶となって、輝きある時間を作り出すんだと思います。
彼の頑張りは自ずと多くの人たちへの感謝へと繋がり、たくさんの人々への貢献へと結びついていくでしょう。
2023年、より精進してもっと大きな夢を掴めるよう共に頑張っていきたいと思います!