こんにちは、ランニングサポーターの久保です。
ランニングは同じ動作の繰り返しですが、以前トレーニングにおいて反復練習を避けている競技者がいました。
始めは正しい動きができていても、次第にほんの少しずつズレが生じて、その動きを正しいものと脳が認識する。それらを繰り返しているうちに関節や筋肉が無駄に疲労して怪我に繋がるというのです。
とてもわかるような気がしました。私は花粉症のため日頃から鼻をかんでいました。すると次第に姿勢や体軸がズレていて、足のふくらはぎを痛めてしまいました。自分ではよいフォームで走っていたつもりでしたが、知らず知らずのうちに余計なところに負担がかかる走りを繰り返していたのです。
そんなとき、クラブチームで合宿を行う機会がありました。そこで合宿地に選んだ場所は、コース上に起伏があり、砂地があって芝生もあるクロスカントリーです。
「クロスカントリーで走りをバラバラにする。」
大学時代、監督が言っていた言葉です。
練習ではよくクロスカントリーを「走らされて」いました。「走らされて」いましたから、監督の意図を知る由もないわけです。当時は何でこんなキツいところをずっと走らなければならないのかと苦痛でしかありませんでしたが、今はその練習が素晴らしい取り組みであったことがわかります。
先ほど述べたように、身体にズレが生じたとき、いつも通りのことをしていては改善は難しいです。既にその動きを認識しインプットしてしまった脳から逃れることは並大抵のことではありません。しかしそのまま路面の整った道を走っていては、足を置くだけで走れてしまいますし、同じところに同じ刺激しか与えることができません。だからこそ、不整地を走るんです。不整地では路面によって足の着く場所が毎回変わり、グラつかないよう安定させながら走らなければなりません。木の根っこや階段などがあると、自然に膝を上げて走ったり、ジャンプして乗り越えたり。気を抜けば転ぶ可能性も高くなります。集中し、いろんな部位を無意識に使うことで、元々身体が持っていた正しい動きへと自然に導かれていくんですね。
こうして正しくない動きの1x 베팅 주소、クロスカントリーでバラバラにして、正しい動きを再認識させるのです。大学当時ちゃんと意図をわかった上で練習できていたら、もっと意味あるものになったと思います。若かった自分に反省。
やらされてやるのと、自らやりにいくのとでは雲泥の差ですね。せっかくやるなら意味あるものに!さて、自分の身体と少し会話をしてみてはいかがでしょうか。