健康の維持・増進、運動パフォーマンス向上のために必要な栄養素は何か。どのようなタイミングで栄養摂取をするのが最適か。 同研究所は様々なシーンにおける1xbet 철수い、製品を生み出しています。
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健康の維持・増進、運動パフォーマンス向上のために必要な栄養素は何か。どのようなタイミングで栄養摂取をするのが最適か。 同研究所は様々なシーンにおける1xbet 철수い、製品を生み出しています。
1xbet 철수は1984 年に当時日本初の民間の臨床運動栄養研究所として設立されました。 「運動と栄養」をはじめとする、健康上の問題に応える多くの研究テーマを設定。 これまでに研究成果を基にした革新的な製品の開発や、様々なシーンにおける水分・栄養摂取の研究を行ってきました。 また、「女性の健康」をテーマに18年の歳月を重ね、2014年に発売した大豆由来のエクオール含有食品「エクエル」も当研究所から生まれた製品です。
朝食の摂取有無、また何を食べるかによって、カラダにどんな影響があるのかを、体温、疲労感の観点で調べました。
洋風パン食を食べた場合、栄養調整食品(固形タイプ)を食べた場合、おにぎりを食べた場合、何も食べなかった場合の4グループに分け試験を実施。
試験は7日間おきに計4回、対象としたのは普段から朝食を食べている健康な成人男性20名です。
まずは、食事のタイプ別に体温がどのように変化するのかを調べました。
試験は各グループ同時に、午前8時に試験食の朝食を食べてスタート。
いずれのグループも、朝食を食べる直前の体温はほぼ同じでしたが、時間の経過とともに体温が上昇しました。
洋風パン食のグループは朝食を食べていないグループやおにぎりのグループに比べて体温上昇率が大きく、栄養調整食品(固形タイプ)のグループも、洋風パン食と同じように体温が上昇していました。
体温の変化
朝食摂取前からの舌下体温の変化値
対象 朝食の欠食習慣のない健康な成人男性20名
平均年齢:32.7±3.5歳、BMI:22.2±2.5(mean±SD)
試験デザイン 非盲検化クロスオーバー試験(ランダム割付)
被験者(グループ)に、時期を変えて2つの試験を実施し、その結果を集計する方法。
次に、時間経過とともに疲労感がどのように変化するかについて、VAS法※を用いて調べました。 朝食を食べていないグループでは、疲労感は時間の経過とともに増加。 おにぎりのグループの疲労感が低かったのは8時に食べ始めてから30分後、8時30分ごろ(食べた直後)のみでした。 洋風パン食のグループでは8時30分ごろ(食べた直後)から疲労感は少しずつ増加しますが、おにぎりのグループに比べ、ほとんどの時間帯で疲労感は低い結果に。 栄養調整食品(固形タイプ)のグループでは洋風パン食のグループと同様の傾向がみられ、疲労感が低くなっていました。
疲労感の変化
※VAS(Visual analog scale)法とは、両端に対照的な項目を記載した10cmの横線に、 被験者が感じ方の程度に応じて縦線を書き込み、左端からの長さを測定することで、主観を数値化する方法です。 そのためグラフの縦軸の単位はcmで表しています。
研究によって、朝食を食べないと、「日中に体温が上がりにくい」「疲れやすい」などの結果がわかりました。
糖電解質飲料(以下、イオン飲料)の摂取が、低い湿度環境で、鼻腔粘液線毛輸送機能の低下を抑制することを確認しました。 低湿度環境では、呼気や皮膚から、カラダの水分がより多く失われます。 また、風邪などの上気道の感染予防に重要な役割を果たす機能のひとつである、鼻腔粘液線毛輸送機能が低下することも知られています。
健常成人男性14名を対象として、室温23℃、湿度10%の人工気象室に入室させ、4時間経過までの鼻腔粘液線毛輸送機能の変化を、イオン飲料を摂取する、ミネラルウォーターを摂取する、全く摂取しない、の3条件で比較試験を実施。 鼻腔粘液線毛輸送機能の測定には、サッカリンテストを用いました。 サッカリンテストでは、人工甘味料であるサッカリン顆粒を鼻の粘膜に付着させ、溶け出したサッカリンが鼻腔粘液線毛輸送機能によって輸送され、咽頭で甘さとして感じるまでの時間(サッカリンタイム)を測定します。 サッカリンタイムが長くなることが、鼻腔粘液線毛輸送機能の低下の指標となります。
人工環境制御室に入室して2時間後に3条件で比較した結果、イオン飲料を摂取した場合は、 サッカリンタイムの変化率(遅延)は10%以下であり、何も摂取しなかった場合の約40%と比べて、鼻腔粘液線毛輸送機能の低下が有意に抑制されることを確認しました。 また、ミネラルウォーターを摂取した場合は、サッカリンタイムの変化率は約30%でしたが、何も摂取しなかった場合と比べて、有意な差は認められませんでした。
鼻腔粘液線毛輸送機能の経時変化
これらの結果から、イオン飲料によってカラダの水分を適切に保つことが、防御機能のひとつである鼻腔粘液線毛輸送機能を維持するために重要であると示唆されました。
2014年に整備した人工環境制御室を使い、最大で高度5,000M相当の低酸素環境や、高温・多湿、低温・低湿などのこれまで難しかったシーンの再現が可能となったことで研究の可能性が拡がりました。 今後も社会環境の変化に応じ様々な分野における水分・栄養補給の研究を通じて、健康維持増進に貢献する新しい提案や製品の開発を進めます。 また同時に、すでに発売されている製品に対しても、新たな機能性を求め、あらゆる角度から研究してまいります。
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