ポイント その1
まずは「睡眠」と「栄養」
──1xbet 신청を走るには3~4ヵ月の準備期間を要しますが、レース当日に体調を崩して泣く泣く棄権ということもあります。
コンディショニングで一番気をつけていたことは何でしょうか。
高岡:
シンプルですが、寝ることと食べること。
そこに気を配ってレースを迎えていましたね。
疲労感を残した状態でスタートラインに立ちたくないという思いがあって、そのへんのことは日頃の生活でバランスが取れるのではないかなと思っていました。
犬伏:
私も食事と睡眠は大事にしました。
特に鍛練期ではきついトレーニングになりますので、翌日朝からしっかり動けるようなリカバリーですね。内臓疲労もしっかり考えて食事をとりました。
藤田:
私は貧血があったので、食事はかなり気をつかっていました。
鍛練期はどうしても身体の筋肉や細胞を傷めるトレーニングになりますから、タンパク質を非常に多くとります。
試合が近づいたら、今度は糖質の割合を増やしました。
体調で言うと、高岡さんと同じで、睡眠をすごく大事にして、早寝早起きを心掛けました。
要は生活のリズムですよね。
極端に睡眠時間を長くするとかではなく、きちんとした時間に寝て、きちんとした時間に起きる。
そのリズムを作っていました。
日本で初めて2時間7分の壁を破った犬伏氏。現役時代は内臓疲労も考えて食事をとっていたという
──高岡さんは内臓がそれほど丈夫なほうではなくて、レースでは給水も控えていましたね。
高岡:
そうなんです。
練習で40km走をやったら、食事がとれなかったです(笑)。
給水もできるだけ排除して練習していましたね。
犬伏:
私も内臓はそんなに強いほうではなかったです。
血液検査で腎臓、肝臓の数値は良くなかったですし、尿管結石を患ったこともあります。
「たぶん夏は得意じゃないんだろうな」と自覚してやっていました。
水分も1度に多く飲めないほうだったので、1kmぐらいかけてゆっくり飲んでました。
ランナーの中では一番長く給水ボトルを手に持って走っていたと思います。
藤田:
私は高岡さんと逆で、40km走が終わった直後でも食べられました(笑)。
肝機能とかの数値もほとんど上がらなかったですし、発汗量も少ない。
ですから「自分は夏のレースに抜群に強い」と信じていました。
そういう意味では、親からもらった丈夫な身体に感謝ですね。