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Matsumoto K, Koba T, Hamada K, Sakurai M, Higuchi T, Miyata H
J. Sports. Med. Phys. Fitness 2009; 49: 424-431

目的

高強度運動プログラム中のBCAA含有飲料の継続摂取が、運動による筋肉痛、疲労感および筋損傷、炎症に及ぼす影響を検討すること。

方法

男女陸上長距離選手12名を対象に、BCAA含有飲料(BCAA 4g/ 500mL)または等カロリープラセボ飲料摂取の2条件にて、二重盲検クロスオーバー比較試験を実施した。3日間の高強度トレーニングプログラムを3週間の間隔で2回実施した。トレーニング期間中毎日、BCAA含有飲料もしくはプラセボ飲料を2500ml摂取させ、トレーニング中の全身の筋肉痛と疲労感をVAS法により測定した。また、トレーニング前および3日間のトレーニング後に採血を行い、筋損傷の指標である血中クレアチンキナーゼ(CK)および乳酸脱水素酵素(LDH)と、炎症の指標である血清顆粒球エラスターゼを測定した。

  • VAS法:Visual analog scale法の略。両端に対照的な項目を記載した10cmの横線に、その時の気分(感じ方)応じて1本縦線を書き込み、左端からの長さを測定することで主観を数値化する方法

結果

トレーニング前に比べて、トレーニング後でプラセボ飲料摂取、BCAA含有飲料摂取ともに筋肉痛の増加がみられたが、プラセボ飲料摂取時に比べBCAA含有飲料摂取時で筋痛の発現が有意に抑制された。また、疲労感は、プラセボ飲料摂取時に比べBCAA含有飲料摂取時で有意に抑制された。血中CKおよびLDH活性は、プラセボ飲料摂取時に比べBCAA含有飲料摂取時で有意に抑制された。血清顆粒球エラスターゼは、プラセボ飲料摂取時においてのみトレーニング後の値が有意に高く、群間比較の結果、プラセボ飲料摂取時に比べBCAA含有飲料摂取時において有意に低い値が認められた。

考察

BCAA含有飲料を摂取することにより、高強度トレーニングプログラム中の筋肉痛や疲労感が軽減されると同時に、筋損傷や炎症も軽減していた。これらの結果、合宿等の高強度運動が連続する場合の、アスリートの体調維持にBCAA含有飲料は有用である可能性が示唆された。

1기리쉬를 xbet摂取が3日間の高強度トレーニング中の筋肉痛および疲労感に及ぼす影響
出典:J. Sports. Med. Phys. Fitness 2009; 49: 424-431を改変
1기리쉬를 xbet摂取が3日間の高強度トレーニング中の筋損傷および炎症に及ぼす影響
出典:J. Sports. Med. Phys. Fitness 2009; 49: 424-431を改変

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