栄養
スポーツ活動における
BCAA(分岐鎖アミノ酸)の機能
カラダを構成するタンパク質は20種類のアミノ酸からできている
タンパク質は人体の構成部分として必要不可欠な成分で、
英語ではプロテインとも呼ばれており、20種類のアミノ酸が結合してできています。
カラダづくりには全てのアミノ酸が必要。
「必須アミノ酸」は体内で合成することができないため、
食物から摂取する必要があります。
ヒトのカラダを構成するタンパク質は、20種類のアミノ酸(必須アミノ酸9種類+必須アミノ酸11種類)が結合したもので、アミノ酸の数、種類、結合順序などにより、機能や形状が異なります。カラダづくりには20種類全てのアミノ酸が必要ですが、体内で合成することができない「必須アミノ酸」は食物から摂取する必要があります。筋肉でエネルギーとなる必須アミノ酸は「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」であり、その3つを総称してBCAAと(分岐鎖アミノ酸)呼ばれています。
BCAAの3つの役割
運動前にBCAAを摂取し、エネルギー源として利用することで、運動時のパフォーマンスを維持してくれます。
主な働きは以下の通りです。
- 1筋肉を構成する必須アミノ酸のうち30~40%を占める
- 2筋肉のタンパク質分解を抑制する
- 3運動時に効率よくエネルギー源として利用される
BCAAは「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」の総称で、
筋肉のたんぱく質分解を抑制し、
運動時に効率よくエネルギー源として利用されるアミノ酸です。
運動時のBCAA摂取の研究報告
BCAAを含む飲料を継続して摂取すると、運動前に血中BCAA濃度が高まります。 そのため、運動中のエネルギー源としてBCAAが効率的に利用され、乳酸の産生が抑制されることで持久力が向上する可能性など、運動時のBCAA摂取については数多くの研究報告があります。